2004/3/4(Thu)
渡辺師範代の一人言
〈前回のあらすじ〉 Y浜EAST支部のA木師範はこのコーナーを読んでいない・・・・・・

 朝の内弟子稽古で鉄道公園のまわりと国分寺史跡の広場を走っているとチラホラと梅の花が咲きはじめ「ああ、春ももうすぐそこまできているんだなぁ」などと酸欠状態に追い込まれながらも、なごやかな雰囲気の中に、春の足音を聞いている   などと思ってたら、鬼のような顔をして追いかけてくる内弟子砂糖夕痔(仮名)のドスドスという足音だった今日この頃、ここで一句ひねりますと

梅の下、デブがメガネを走り抜き・・・・


 という感じがする今日この頃 皆様いかがおすごしでしょうか?毎度おなじみ皆様の心のパートナー、ナベケンです。皆様に私の赤裸々な半生を綴った「ケンジ バカ一代」を読みたいか?という問いかけに対して 私の予想を約2.1倍下廻る勢いで「読みたい」という熱い要望があったような、無かったような気がしないでもない今、不定期ながら不完全なるフィクションとして皆様にお送り致します!(本当は一人言のネタが無い時に苦しまぎれにナベケンの半生を記します。



〈ケンジバカ一代〉
〈事実を事実のまま完全に再現することは いかにおもしろおかしいか(?)架空の物語を生みだすよりもはるかに困難である---------〉 (アーネスト・ヘミングウェイ)

 これは63%以上の確率で多分事実であり、この男は100%実在する!!
この男の半生記を読者に伝えたい一念は、たいしてないのでアメリカのノーベル賞作家ヘミングウェイのいう「困難」にあえて挑戦するつもりはない・・・・・
 わたしは真剣かつ冷静に、自分自身をみつめ・・・・そしてその価値を読者に問いただしたい気持ちがないわけじゃない・・・!!
日野・豊田道場責任者 渡辺健二 (弐段)



・・・・・東京都・東大和市 某団地・・・・・
 「くっそーまた巨人負けちゃった!あそこで中畑が打たれたからだ!くっそーおいい!今日はもう寝ろ!」
 「『寝ろ!』ったって父さん、まだ八時半だよ!こんなに早く寝れないよ〜〜」
 「うるせー、巨人が負けた日はもう寝ろ!電気消せ!」
-----1970年代、巨人が負けると九時前に無理矢理寝かされたこの少年は実在した!-----

・・・・・東京都・東大和市 某団地・・・・・
 「お母さん、今日のごはん何?」
 「今日はうどんだよ」
 「エ〜 昨日はソバだったじゃん」
 「明日はソーメンだよ」
 「エーッ!いつもいつも麺類ばっかじゃん」
 「お父さんが大の麺好きだから、うちは麺類が多いのよ」
 「たまには歯ごたえのあるもん食いてーよー」
 「じゃあ明日の朝はうどんの汁にゴハンを入れてオジヤにしようネ」
 「わ〜い!って歯ごたえね〜じゃん!」
父親が麺好きの為に、ほとんど毎日麺類ばっかり食べて少年時代をすごしたこの少年は実在した・・・!!

1980年代・・・・・ 某中学校の昼休みの雑談・・・・・
 「うちの中学の陸上部すげーよな!東京都の大会で出場選手は全員入賞したらしいよ!」
 「そいやすげー!都大会で全員入賞なんてバリバリスゲーッスよ!」
 「いや ちょっと待てよ!全員入賞じゃなくて一人だけ入賞できなかったヤツがいたらしい」
 「誰それ?」
 「エート確か中距離走で出場した3年生の・・・・、エート何だっけ、けっこう珍しい名字の人だたな・・」
 「あっ、オレ知ってる!確かナベケン・・・」
 「それ名字じゃねーよ。その人もしかしてワタナベケンジって人じゃねーの?」
---当時、都内屈指の強豪陸上部に所属しながら一度も表彰台の上に立ったことのないこの少年は実在した!---

大の巨人ファンで無類の麺好きの父親の影響で、大のアンチ巨人でまったく歯ごたえの無い男に育ってしまった陸上部の日陰の少年、ナベケン。このナベケンがいかにして極真空手と出会い、多くの困難を乗り越えたり越えなかったりしながら黒帯になり、紆余曲折の末指導員となり日野・豊田道場の責任者となったのか・・!!そんなことは別にどうだっていいじゃないですか!これからもナベケンとこのコーナーをヨロシク!!
押忍


〈ケンジバカ一代・第一部、完〉

オッス!オラ ケンジ! イヤー「ケンジバカ一代」第一部最終回、感動したっちゃ!ダーリン!次回もまた絶〜対読むナリヨ〜〜
〈今回 「ドラゴンボール」「うる星やつら」「キテレツ大百科」いろいろシェイクしてみました。〉