2011/10/16
Time is money


常識を超えた革新的なアイディアで人々の生活の質を向上させてきたアップルの創業者スティーブ・ジョブス氏が死去したことがインターネットなどのメディアを中心に報じられたのはつい先日のこと。

私はジョブス氏がスタンフォード大学で2005年に行った卒業式のスピーチの中で語ったエピソードのひとつが今も忘れらません。
それは彼が17才の時に目にした言葉についての話でした。17才のジョブスはその日目にした言葉にインスパイアされたそうです。以下にその言葉を引用します。

     「毎日、これが人生最後の日と思って生きなさい。やがて必ず、その通りになる日がくるから」

その日以来、ジョブス氏は毎朝自分に問い掛けてきたそうです。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にやりたいだろうか?」と。
そしてその答えが「ノー」である日が続くと、そろそろ何かを変える必要がある」と考えてきたそうです。

また「自分がそう遠くないうちに死ぬと意識しておくことは、私がこれまで重大な選択をする際の最も重要なツールでした」とも語っていました。

ずーんと心に残るこの言葉。限りある時間をどのように過ごしていくのかということについて深く考えさせられました。
「のんびりと、優雅に生きていきたいなぁ」と心の奥底から声が聴こえてきたりもしますが、庶民の私は「夢を見ている場合ではないのだぁ!」とすぐに現実の世界に引き戻されてしまいます。
「一度きりの人生、悔いのないように、努力あるのみ」

一生懸命生きればその分多くのものを得られはずです。私は欲張りなので一生懸命生きていかなければなりません。
私もジョブス氏のように志を高くもって生きていきたいと思います。
スティーブ・ジョブス氏に哀悼の意をこめて…

木村美代子