2011/4/19
主義者!


八王子 八王子みなみ野担当の大谷です。
今回は被災もあり 続けられることに感謝することに・・・哀悼の意を捧げつつ やって来ました八回目 さて何書くか・・・

主義者とは何ぞや 超現実主義 シュルレアリスムに焦点を当てた画期的な展覧会 吐き気がするほどシュルレアリストだぜ!
イスト!イスト!イスト!いざ乃木坂へ。

シュルレアリスムといえば ダリやキリコ、マグリッド、マルセル・デュシャン、マン・レイ、マックス・エルンスト、ジャコメッティ、ピカビア等々が有名ですが芸術というより 一つのムーブメントと捉えたほうが解りやすいかもしれない。 詩人のアンドレ・ブルトンが提唱し 共産党宣言ならぬシュルレアリスム宣言を発表 【シュルレアリスム。男性名詞。心の純粋な自動現象であり、それにもとづいて口述、記述、その他あらゆる方法を用いつつ、思考の実際上の働きを表現しようとくわだてる。理性によって行使されるどんな統制もなく、美学上ないし道徳上のどんな気遣いからもはなれた思考の書き取り。シュルレアリスムは、それまでおろそかにされてきたある種の連想形式のすぐれた現実性や夢の全能や思考の無私無欲な活動などへの信頼に基礎をおく他のあらゆる心のメカニズムを決定的に破壊させ、人生の主要な諸問題の解決においてそれらにとって変わることをめざす!】はっきり言って正体不明 意味不明 !? 世界大戦という不幸な時代 権威の否定 既成の価値観の否定 合理主義へ の反逆 退廃美のダダを経て創造された新しい価値観
モノクロームの集団写真はどう見ても政治家集団でコミュニィストかアナーキストかと見紛うばかりなり。 事実 共産主義に近づき入党する始末(汗) 革命という共通点はあったものの やっぱり決裂 後に青騎士のカンディンスキーやメヒコの美人女流画家 フリーダ・カーロなども接近 参加します そしてピカソまでも・・・主義と主義の対立の時代 ナチスのファシストが巴里に傾れ込み運動の舞台は米国へ

時代が産んだ主義者となったシュルレアリストたち その中でも法王と呼ばれるまでになったブルトンは意見の相違や価値観の違いを理由に同士を次々に除名 芸術に破門なんてあったのね(驚き) 戦後はムーブメントにありがちな行き詰まりをみせ始め 自殺者続出(汗) そしてブルトンの死をもって命をかけた芸術運動は終焉を迎える。

そんな彼等が描いた作品はやっぱり正体不明 意味不明!? 芸術の革命 人間の革命を目指した彼等 時代のうねりの真っ只中 先行き不明の混沌の時代 誰もがエネルギーの捌け口を政治か軍事か芸術に求めたのかもしれない。 我が輩もあの時代に生まれていれば暴発していたかもしれない・・・いや やっぱり無理 井伏鱒二のように放屁を一発かます程度でしょ(汗) 最後に法王ご自身の御言葉を・・・【きっぱり いいきろう 不思議は常に美しい どのような不思議も美しい。 それどころか 不思議のほかに美しいものはない】うーんシュール やっぱり正体不明 意味不明!?

果たして我が輩はシュルレアリストを理解出来たのであろうか? 続けられることに感謝しつつ・・・。