2014/6/25
空手道場の一つの役割





川嵜です。


内閣府の調査で、日本の若者は自己評価が低く、将来を悲観しているという内容の意識調査が発表されました。
2013年11〜12月に日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンでインターネット調査を実施し、各国1000人程度から回答、日本では1175人が回答。


http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf_index.html


調査領域は(1)人生観関係 (2)国家・社会関係 (3)地域社会・ボランティア関係(4)職業関係 (5)学校関係 (6)家庭関係と多岐にわたっています。
報道などでは以下が主に取り上げられました。

「自分に対して満足を感じている」
1位米国、86.0%。
6位韓国、71.5%、
日本は45.8%(最下位)

「自分には長所がある」
1位は米国 93.1%
6位スウェーデンで、73.5%
日本は、68.9%(最下位)

「自分の未来に希望を抱いている」61.6%・「40歳になった時、幸せになっていると思う」66.2%で、いずれも日本が最下位。


「自分の参加で社会現象が少し変えられるかもしれない」と前向きに考える日本の若者は30.2%と他国より低かった。


一方、「自国のために役立つことをしたい」54.5%で日本が1位。特に10代後半から20 代前半が多かった。



調査結果で全117ページ、有識者の分析で全60ページありますがどの内容もとても興味深いです。


将来に対しての希望が持てず、将来世界で活躍していると思うか?への回答も断トツで低いです。

総じて日本人の自己効力感の低さが目立ちます。


感想はと言うと、この内容を指導を通して強く実感し、危機感を覚えています。

そして、空手道場で指導する我々の役割は非常に大きいと感じています。


現在も多くの子供たちを指導する立場で、考えなければいけないのは、5年後、10年後、20年後、更にその先の子供たちの姿です。

『社会に有用な人材育成』を常に念頭に置き、心・技 ・体がバランス良く成長する様な指導を心がける必要があります。


個人的にはスクールに通いコーチングを学んでおり、選手を精神面でサポートする事、親子のコミュニケーション、子供たちの可能性を活かす事に力を入れていこうと思っています。


少しずつではありますが、自分自身やその周辺、道場生たちにも変化が起こっています。


更にその輪が地域社会に広がる様、学びを深めていきたいです。