2015/6/25
赤の女王



お久しぶりです。国立・日野豊田の小沢です。
更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。


更新が遅れているあいだにふと気付けば、今年も上半期が終わろうとしています。
早いものです…

そしていよいよ夏本番がやってきます。夏と言えば…やはり恐竜ですね??

ということで、日本では8月に公開される、映画ジュラシックパークシリーズ4作目、ジュラシックワールドが、世界で大変な人気のようです。ワタクシも昔、1作目と2作目は見たような記憶があるのですが、4作目とは…
早いものです…

映画のジュラシックパークシリーズは、要するにその時々の最先端の映像技術を駆使して、どれほどのことが出来るのか? ということを見せつける趣旨のものだと思うので、見れば絶対「恐竜スゲー??」ってなって面白いとは思うんですが、見なくても別になんとか大丈夫な気もします。

しかしながら、元々はマイケル・クライトンという人の小説の映画化なんですが、その原作の小説の方は、すごい面白いです。

と言っても読んだのは20年くらい前なので、かなりうろ覚えですが、様々な科学の仮説を引用しながら、恐竜はなぜ絶滅したのか? ということから、生物の進化と絶滅とはどういうことなのか? そして我々人類はどこへ向かっていくべきなのか? などというテーマに迫っていくかんじで、読み終わった若き日のワタクシは、「こ、これはすごい深いぜっ!」 とゆう、なんだか底の浅いかんじの感想を抱いたのを覚えています。

あと、この小説で初めて赤の女王仮説というものを知り、「なんてかっこいいネーミングだっ!」 と、また浅いかんじで感激したのも、覚えています。

…赤の女王仮説というのは、生物の進化の話でよく出てくるんですが、元々はあの「不思議の国のアリス」の続編の「鏡の国のアリス」に出てくる赤の女王という人が、アリスに向かって、「その場にとどまり続けるには、全力で走り続けないといけないよ!」 みたいなことを言うエピソードにちなんで名付けられてます。

生物の種というものには、絶え間ざる環境の変化によって、常に絶滅に向かう圧がかかっており、その変化に適応して進化し続けているものだけが、存続していくことが出来る、という話で、松井館長も組織のあり方の話として、よくそういう話をされています。

また、何も組織だけでなく、我々くらいの年齢になると、日々えっちらおっちら体を動かしていても、それでなんとかやっと現状維持出来るくらいです、みたいな部分もあります…

それでも前に進むため、我々は日々、YouTubeでイメージトレーニングしたりするのです…

ということで、今までの話は長い前振りで、ワタクシ毎日、趣味と実益を兼ねて、いろいろな格闘技の試合を1日3本は見るようにしているんですが、試合だけじゃなくて練習風景やスパーリングの動画も面白いので、何本か貼らせていただきます。 最初はムエタイで、タイのトップファイター、パコーンとセーンマニーのスパーリング動画です。
途中でジム仲間のムエタイの至宝、センチャイが横からいろいろ言ってたりして、地味に豪華です。
見ていて思うのは、結局ひとつひとつの技とか受け返しといった基本的な部分の精度を上げていくことが、レベルの向上につながっていくのだな、ということです。
あとは、パコーンのノリがよく分からなくて、素敵です!
http://youtu.be/FaqRNuR_X9g

続いてはボクシング。リゴンドーが、パッキャオのトレーナーとして有名なフレディ・ローチさんのジムでやったスパーリング動画です。
でかいオーソドックスと早いサウスポーの2人とやってます。
とりあえずフットワークや体捌きや体重のかけ方がすごくて、ちょっと気持ち悪い動きをしています。
なんというか場をコントロールする力、支配力みたいなのがものすごいかんじです。
http://youtu.be/c-t41JDW51k

最後はまたムエタイ。先ほどちょろっと出たセンチャイが、シドニーでやったセミナーでのスパーリング動画です。
和やかな中にもセンチャイの技術の高さが際だっていて、素敵です。
センチャイは世界中で試合をしながら、世界中でこういったセミナーをやっていて、ホントにプロフェッショナルだなと思います。
http://youtu.be/_hhIGfMqfUQ

今回あえて空手の動画はあげませんでしたが、レベルの高い人の動きを見ることは、誰にとっても絶対ためになると思います。
ちょうど今週末に、世界大会代表選手セミナーが行われます。

高橋佑汰 選手も、上田幹雄 選手も、最先端の技術の持ち主と言っても過言ではありません。
参加される方は、ぜひ、いろいろ吸収してきてください。

それではまた!