2018/5/1
国際親善大会



お久しぶりです。
国立・日野豊田の小沢です。
新年度がスタートして約1カ月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


つい先日、千駄ヶ谷にある東京体育館において、国際親善大会および全日本ウエイト制大会が行われました。
当支部からも大勢の選手が出場し、奮闘いたしました。
選手の皆さん、おつかれさまでした!

その中で、佐藤 七海 初段・凜 初段 の姉妹が世界女子ウエイト制軽量級でともに決勝進出し、姉の七海さんが優勝、妹の凜さんが準優勝いたしました。



一般の部としては実に江口 美幸 先生以来の世界チャンピオンの誕生です。

決勝で戦う2人の姿は、ワタクシ的にも感慨深いものがありました…

これも2人の強靭な意志と絶え間ない努力の積み重ねの賜物と思います。
また、ご指導にあたられた先生方、サポートいただいた周囲の方々のお力あってのことと思います。

おめでとうございます!!
そして、ありがとうございました!!

若い2人には大変なことかもしれませんが、松井館長もよく言われるように、今回の結果の真価が問われるのは、彼女たちのこれからの振る舞い次第でもあります。
どうか後に続く人たちの良き目標となるような存在になってもらいたいと思います。


また、これはちょっと無責任なおじさんの願望なんですが…

これから先、極真会館の外部の人たちにとって、極真空手ってどんなもの?と考えた時にイメージされる姿というのは、例えば、高橋 祐汰 選手や鎌田 翔平 選手といったチャンピオン達の試合であったり組手であったりということになっていくかと思います。

そして彼ら自身も恐らく、自分たちが新しい極真空手を作っている、という自覚を持って日々を送っているのではないかと思います。

願わくば彼女たちも、極真会館のこの大きな変革の時期において、新しい極真空手を作っていく担い手の一翼となってもらえたら、と思ったりもします。

何にせよ今後が楽しみです!


さて、今後が楽しみといえば、来たる6月に大阪で新たにセミコンタクトルールの試合が開催されます。
それにちなんで動画をいくつか。

最初はいわゆるオリンピックルールの空手における超有名選手、アゼルバイジャンのラファエル・アガイエフ選手のハイライトです。

https://youtu.be/6zAptLBQjNc


運動能力・身体能力がハンパなく、いわゆるオーソドックスな空手スタイルというよりは、ボクシングや柔道やレスリングなど色々な技術を消化した感じのスタイルでとても面白く、言って見ればMMA向けの選手だと思います。

続いては最近ヨーロッパの方で行われている、「カラテコンバット」というオリンピックスタイルの空手をフルコンタクト化したイベント?競技?の動画です。
言わば我々のセミコンタクトルールとは逆の流れで、興味深いものがあります…
ちなみに先ほどのアガイエフ選手の試合です。

https://youtu.be/X2GbVvyOyqk


別に全然アンダーグラウンドなものではないとは思うのですが、なんだかすごくアンダーグラウンド感があるように見えるのは、試合場が半地下だからでしょうか??。
ルール的には多分ですが、パンチキックに加えて投げ技オールOK、組んでのヒザは無し、5秒間のグラウンドおよびパウンドOKみたいな感じのようです。。

アガイエフ選手は元々割とボクシングっぽい動きやパンチを使う選手ですが、他の選手もこのルールだとボクシングっぽいパンチを打ったり、ローキックからの組み立てをしたりしているのが印象的です。。。



続いてはちょっとマニアックですが、アマチュア散打のワールドカップの動画です。
散打と言えば昔K-1とかにも出ていましたが、基本的に半身に構えてサイドキックを多用し、あとはすぐ胴タックルなどで組みつく、というイメージで、なんか非常に絡みづらい感じで個人的にはあまり好感を持っていなかったのですが…

https://youtu.be/2c0JEtQ6vE4


ルール的には、グラウンド一切無しなところ以外は、実は先ほどのカラテコンバットとほとんど同じようなルールだと思います。
あと、場外転落があるのが巌流島みたいですね…
中国の選手はやはりやや独特の散打スタイルの様ですが、イランとかトルコとかレスリングの強い国の選手は、ほぼほぼ寝技の無いMMAみたいな動きで、これはこれで興味深いです。


最後は元UFC上位ランカーにして、現在はRIZINで活躍中の堀口 恭司 選手の練習動画です。
https://youtu.be/u7s0Undmyh8


堀口 選手も伝統派空手ベースで、動きも素晴らしいとは思うんですが…
それよりも何というか、片腕でこのミットのクオリティというのがなんか衝撃的でして、物事はアイデア次第でいかようにもやりようがあるのだな、と、非常に勉強になりました。

それではまた!