2018/5/4
少年部が成長したときに



押忍、ご無沙汰しております!
八王子みなみ野道場、多摩境教室の戸谷です。

先日の世界女子ウェイト制大会軽量級で佐藤七海初段が優勝、佐藤凛初段が準優勝となりました!

…というのは、すでに前回小沢先生が書かれていますね。
小さい頃から二人を直接見てきた先生としては非常に感慨深いものがあるかと思います。
たまに話していただく佐藤姉妹の努力家エピソードや、鋼鉄メンタルエピソードは、私も又聞きながら道場生に手本として話していますし、自分自身も見習うところが多いです。

少年部から頑張り続けて大人になって一般部で開花するというのは、王道ではありますが、実際に遂行するのは大変なことです。
特に中学生以降は突如として「勉強!」「部活!」「受験!」、あるいは「趣味!」と、小学生時代に比べて時間や労力を大幅に奪われがちです。
それまで頑張ってきて自分の大切なものであったはずの空手を重荷に感じてしまったり、なんとなく他の楽しそうなものを齧ってみたり、何かと忙殺されたりフラフラ迷ったりしがちです。
そういった忙しさや迷いは人間的な豊かさをつくるものではありますが、どこかで軸を持って取り組むものがあると、それは自分の中で本当に掛け替えのない宝になっていくのだと思います。

私が担当している道場も、中高生、大学生になる元少年部道場生が徐々に増えてきているので、一人一人のモチベーションと向き合いながら稽古をしていきたいです。
試合に出る、出ない、強くなりたい、自分を磨きたい、自信を持ちたい、居場所として道場に行きたい、全てに応えられる場でありたいです。