2021/1/11
お世話になりました 南大沢・多摩境


押忍。戸谷です。
新しい一年が始まりました!

こちらの文章を書いている2021年1月10日(日)現在、東京都は二度目の緊急事態宣言に入り、なかなか「明けましておめでとうございます!」と言える雰囲気でもありませんが、個人的には気力も体力も充実しています。
感染対策にこれまで以上に気を配りながら、今後も稽古を続けていきたいと思います。

昨年6月の指導員の独り言で「感染防止を巡る考え方が人それぞれで差が激しく、それによる言い争いや侮蔑が横行してしまっている」と書きましたが、現在もそれは続いていることかと思います。
攻撃的な極論を避けて、自分と違う立場の人はどういう状況であるか想像し、自分の中の"正解"と社会の在り方とをすり合わせていことが大事であるとあらためて感じます。



さて、昨年は長年担当させていただいていた南大沢道場・多摩境教室での少年部の指導から離れることとなりました。
北野時代から含めると15年ほどになります。長い間お世話になりました。
責任者の川嵜先生にはご迷惑をお掛けすることが本当に…本当に多く…思い返すと冷や汗ばかりが出てきます。
それと同時に、勉強させていただいたことも数えきれないほどあります。指導のあり方、武道を通じた教育、仕事の律し方、等々、現在道場を運営するに当たって南大沢での経験が欠かせないものとなっています。

各クラス週1回の限られた時間ではありましたが、道場生の皆さんも毎回こちらの言ったことに懸命についてきてくれて感謝しきりです。
週1回しかない分、毎回全力で指導に当たっていました。…これは「ボクは頑張っていました!」というアピールではなく、空回りしていることが多かったという自戒です…
特に20代の頃の指導を振り返ると「もっとこうやっていれば」「もっと上手いアプローチがあったはずだ」という思いが募ります。良くも悪くも必死でしたし、道場生たちからは「この大人テンパってるなぁ〜」と思われていたのではないでしょうか。
ただ、毎週真面目に出席してくれていた道場生たちに何かしら良いものを残せていたら幸いです。

多摩境教室だと健太郎君や雫さんが真面目でかなり覚えが早く、技においても稽古に臨む姿勢においても良いお手本になってくれました。
小学生時代はわりとてきとーにやっていた優太郎君が中学生になってからしっかりしてくれたり、陽矢君が熱い雰囲気を周りに伝播させてくれたり、上の学年には本当に助けてもらいました。
祐仁君も大真面目でこちらの言っていることを聡く察してくれることが多かったです。
公啓君や孝祐君からは軽口を言われることも多かったですが、クラスの雰囲気を明るくしてくれました。
大空君は普段は口数が少ないですがキツい練習のときほどテンションが上がっていました。
瑚葵さんはクラスのボスとして振舞っていました。

もちろん、具体的に名前を挙げた人以外にも、空手を辞めてしまった人に対しても、それぞれに思い出があります。
北野の頃の道場生は今ではみんな大人になっています。
龍吾君は就職した現在でもたまにみなみ野道場に顔を出してくれて、職場での話などを聞かせてくれます。

コロナウイルスの影響により支部全体で集まって試合や審査会ができないため、なかなか会う機会はありませんが、何かの拍子に皆さんの成長した姿が見られたら嬉しいです。
こちらもみなみ野でテンパりながら指導に励み続けます。



2021年、今年1年どころか一ヶ月後の見通しすら立ちにくい世の中ですが、こんなときにこそ今やるべきこと・やれることを、しっかりと地道に進めていきたいと思います。
押忍。