2021/12/23
Teacher runs !


お久しぶりです。
国立・日野豊田道場、小沢です。
今年もいよいよ残りわずかとなってまいりましたが、皆さまお元気でしょうか?


今年の秋に、コロナで長らく延期になっていた映画「燃えよ剣」が、ついに公開されました。


日野が生んだ歴史的著名人、土方歳三の話ということで、日野駅界隈はなかなか大変なことになってました…






土方歳三まんじゅうとは一体?


土方ファンのワタシからしてもちょっとやりすぎな感じです…

映画ももちろん観てきました!

もともとの司馬遼太郎の原作は上下2巻の小説なので、映画も2時間半ぐらいの結構長い映画なんですが、どうしてもあちこち端折った総集編みたいな内容になってしまっています…
ワタシは原作を何回読んだか分からんくらいなので理解できましたが、事前の予備知識無しで観たら多分何だかさっぱり分からないかもしれないです。

意外と小学生ぐらいの子どもたちもお父さんお母さんと来ていたりして、正直キミたちには難しかろう、と思いました。

が、予備知識ありで観る分にはなかなかよろしい感じで、芹沢鴨役の伊藤英明や近藤勇役の鈴木亮平は見事にはまっていて、鈴木亮平は西郷隆盛も近藤勇も演じられてしまうという、なんだがよく分からないけどすごかったです。

沖田総司役の山田涼介もジャニーズ枠でなんだかなぁ、と観る前は思っていたのですが、とても良い感じでした。
すみません。

岡田准一の土方もカッコよかったんですが、鈴木亮平との身長差が甚だしく、そしてそのツーショットは多いので、そこはちょっと残念でした。

1本の映画作品としては評価しづらいですが、お好きな方は楽しめると思います!


さて、土方歳三と新撰組が活躍したいわゆる幕末は、江戸時代の間続いていた鎖国がペリーの黒船来航等によって破られたことに端を発するわけですが、ここに来てまたしても鎖国っぽい事態が…


まあ要するにオミクロン株の拡大による入国停止措置のことですが…

オミクロン、まず名前がなんか怖そうというか、ワタシぐらいの世代だとなんかトランスフォーマーっぽい感じがしてしまいます。


サンタクロースも入国できないかも?? などと一部ネットで話題になっていましたが、個人的には年末のボクシングビッグマッチだったゲンナジー・ゴロフキン×村田諒太戦が延期になってしまったのが非常に残念です。
ゴロフキンについて語るとキリが無いので、代わり動画を。

プロボクサー赤穂亮選手が、ゴロフキンのなんか意味の分からない破壊力パンチ、いわゆるゴロフックについて語ってくれています。
https://youtu.be/7xlq8tsEd_w


コロナ禍の期間どうしても海外との交流は難しく、それゆえにさまざまな分野で世界と日本との距離が離れてしまった部分があります。
特に格闘技においてはそれが顕著な感じがしていて、極真空手においてもそういう恐れがあるのでは、と思っているのですが、次の動画はそういう動画です。

現在ONEフライ級で活躍中の総合格闘家 若松佑弥選手が、アメリカのジムに出稽古に行った時のものです。
アメリカの、つまりは世界の凄さやレベルの高さが感じられて良い動画です。
https://youtu.be/Iw_e9sfbcFc
若松選手は日本人としては階級トップクラスと言っていいと思いますが、UFCバンタム級で今のところランカーでも何でもないロニー・ローレンスにちょっと遊ばれてしまっている感じがあってなかなか衝撃的です。
1階級上と言えばそうかもしれませんが、ONEフライとUFCバンタムだと実際のところ階級的にはあんまり変わらないと思います。

それだけ世界の、特に現在のバンタム級は地獄のようなレベルの高さなわけで、その修羅の国の頂点に君臨するのがこの人、ピョートル・ヤンです。
https://youtu.be/H1G1qNtrUbE
なんかすごい分析されてますが…


次の動画はピョートル・ヤンが先日コーリー・サンドヘーゲンとやった試合の前の、キャンプの様子です。
https://youtu.be/n9bT7p-6wF8
UFCファイターの試合前のキャンプには物凄いお金がかかる、とは聞いていましたが、なるほどという感じです。

サンドヘーゲンはワタシの中では、UFCミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサニヤと並んで、リーチが長くて頻繁にスイッチを行いながら上下左右に散らして組み立てるという、現時点の最先端ストライカーという認識なのですが、結局ヤンの打たれ強さと勝負強さにボコボコにされていて、衝撃的でした…

ちなみに大きく括るとフェザー級のザビット・マゴメドシャリポフとか、現時点ではトップクラスとは言えないですがバンタムのショーン・オマリーとかもワタシの中ではその最先端ストライカーのカテゴリーに入ります。
キックボクサーで言うとチンギス・アラゾフとかが該当者です。

続いての動画は、最近UFCと契約して将来チャンピオンになるであろうと言われて前評判の高い若手ファイター、ムハンマド・モカエフです。
モカエフは、中東のBRAVE CFという団体のバンタム級で活躍していた21歳で、ハビブ・ヌルマゴメドフ率いるイスラム系ロシアン、ダゲスタン軍団の一員です。
https://youtu.be/q_fdeztF3Rk
UFCではフライ級でやるみたいですが、今のところかなり荒いながら、勢いと能力の高さは感じます。


どうでもいいことですが、イスラム系の人でムハンマドとかモハメッドという名前の方は結構お見かけするのですが、例えばキリスト教圏でジーザスという名前の人はいなさそうなことを考えると、ちょっと不思議な感じがします。


そして先日の堀口恭司×セルジオ・ペティスのBellatorバンタム級タイトルマッチ。
堀口選手優勢な中でのまさかの逆転KO負けでしたが、ボクシングの井上尚弥選手と並んで日本格闘技界の最高戦力と言っていい堀口選手でも、世界には一歩届かなかったのは非常にショックでした。


振り返って見れば今年もいろいろなことがあり、よく考えたらほとんどが緊急事態宣言下だったわけですが、そんな中で世界の頂点を目指す、みたいな方向性は今の時代のトレンドにあんまり合っていない様な気も実はします。
が、映画「燃えよ剣」の宣伝コピーが「時代を追うな、夢を追え」というものだったし、ワタシもそういう気持ちは持っていたいと思います。


ダラダラと語ってしまいましたが、皆さま本年は本当にありがとうございました。

来年が良い年でありますように!