国際空手道連盟 極真会館 東京城西国分寺支部

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もうひとつの独り言 2012年

2012.12.20

第四十一回 2012年→2013年 

今年の更新は、12月20日に提出するこの回を持って最終となります。年末年始の休みを挟んで、次回の更新は、来年の1月10日以降になる予定です。

 さて、暮れも押し詰まって、2012年も残すところあと10日ばかり。

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2012.12.13

第四十回 さらば宇宙戦艦タケちゃん 

タイトルを見て「なんだ、また昭和アニメのネタか」と思われたなら、それは違う。ヤマトではなく、タケちゃんである。国分寺道場の指導員で、先月末に故郷の三重に帰った蔀剛仁初段のことである。
 では、なぜタケちゃんが宇宙戦艦なのかというと、「波動砲」を装備しているからだ。

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2012.12.6

第三十九回 1年は12月から始まる 

もしかしたら、お気づきの方もいらっしゃるかもしれない。
 このブログ、前回と前々回の間が二週間あいている。つまり1回分、更新できなかったのである。
 ふん、開始時に毎週かならず更新するなどと言っておきながら、このザマかい、ザマアミロだ、という罵倒の声が聞こえてくる。そんな意地悪なことを言ったり思ったりする人がいるのかって?

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2012.11.28

第三十八回 祝、国分寺道場20周年! 

城西国分寺支部が発足して20周年(21周年)という節目の年を迎え、その記念パーティーが、23日金曜日、立川グランドホテルで開催された。
 ブログにあるとおり、松井館長、郷田師範、山田師範、待田先生といった方々、そして城西の各支部長の方々がお越しになり、大変な盛りあがりだった。松井館長もお若いが、山田師範のなんとお若いことだろう。還暦前だとは、とても信じられない。外見、身のこなし、話し方、すべて颯爽とされていて、40代に見えた。

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2012.11.15

第三十七回 地球空母ブルーノア 

最近の子どもは「宇宙人」という言葉に反発する。
「地球だって宇宙の中だよ。だから地球人も宇宙人なんだ」と言うのである。どこで覚えたのかはわからないが、子どもたち自身の発想ではないだろう。

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2012.11.9

第三十六回 全日本をA氏と観戦 

毎年、秋が深まって空気が冷たくなってくると、全日本の時期だな、と感じる。
 第44回になる今年の全日本選手権は、国分寺ブログにあるとおり、この前の土日(11月3日・4日)に両国国技館で行われた。出場された選手の皆様、スタッフの先生方、お疲れさまでした。

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2012.11.2

第三十五回 山寺の秋 

前回のような内容を書いている氏村さんは、子どものころからさぞ勉強ができたんでしょうね、と思われるかもしれないので、一言つけ加えておきたい。大人になって教職の仕事が当たり前になると、勉強ができなかった頃を忘れがちになる。自分のことは棚に上げて、まったくこの子たちはしょうがないな、などと思ってしまう。前回、フシギ君を揶揄するようなことを書いたが、自分だって中3の今ごろはたいして変わらなかった(あるいはそれ以下だった)。

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2012.10.25

第三十四回 フシギ君とフシギちゃん

ハロウィンをはさんだこの時期は、受験生たちの心も揺らぎがちになる。習い事を休まず受験勉強を続けている子は、思うように伸びない成績に悩み、10月や11月ごろに迷いが生じて、今からでも休会したほうがいいですか、などと言い出したりする。不注意による交通事故やつまらない怪我やいじめなども、なぜかこの時期によく起こる。

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2012.10.18

第三十三回 50年前の13日間

『13日間 キューバ危機回顧録』(中公文庫)という本を、先日読了した。
 書いたのは(口述で)ロバート・ケネディ。キューバ危機当時、アメリカ大統領の立場にあったジョン・F・ケネディの側近にして実弟である。

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2012.10.11

第三十二回 「押忍」の重さ

 まずは、どこかで聞いた松井館長のエピソードから。
 現役選手時代のある日、大山総裁に呼ばれて館長室(当時は大山総裁が館長)に行くと、
「君ぃ、いつやるんだね」
 と、いきなり切り出されたそうである。いつと言われても、何のことかわからない。
「やるのかね、やらないのかね」

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2012.10.4

第三十一回 嵐を呼ぶ男たち

「通過儀礼」という言葉がある。ある段階から、さらに上の境地に達するために経験しなければならない儀式のことで、その多くは試練をともなう。マサイ族なら一人でシンバ(ライオン)を倒す、修行僧なら断食をおこなう、などと過酷なものだが、過酷だからこそ、それを達成することに大きな意味があるのだろう。

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2012.9.27

第三十回 怪奇大作戦

若い読者にとって意味不明の内容は、まだ続く。申し訳ないことである。と言いながら、本当は申し訳ないと思っていないから書くのだが。

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2012.9.20

第二十九回 子どもたちは変身したい

竹島、尖閣に続いて、今回はロシアとの北方領土問題について書こうかと思ったが、国際情勢を語ると、筆者はどうしても感情的になってしまう。平和路線を取り続けている日本に対して、軍事大国の示す無節操な恫喝に憤りを覚えるのである。
 それに、もっと大量のページ数がないと語りきれない。またこのブログであまり重い内容が続きすぎるのも考えものなので、今回は軽いネタにしたい。

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2012.9.13

第二十八回 すぐそこにある悪意

巷で話題の領土問題part2。尖閣諸島って、日本と中国、どっちのものだ?
 1895年から日本領(沖縄県)で、中国もそれを認めていた。かつては中国の地図でも日本領と記され、日本の色に塗られていた。では、いつからゴネだしたのか。

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2012.8.30

第二十七回 国際法で解決を  

ある日突然、隣家のお父さんが我が家の庭に入ってきて勝手に線を引き、「ここまではウチの土地だから、そのつもりでね」と言ったらどうするだろう。
 1952年、李承晩という韓国の大統領が、竹島を含む海域を自国の領海として一方的に定めた、いわゆる李承晩ラインがそれである。

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2012.8.30

第二十六回 紀州の夏 一人さすらい編  

女の子が三人いると、相当にかしましい。姪たちは関西の少女なので、ボケとツッコミを知っている。二女と三女が自作の漫才をするというので見ていたら、冒頭、
三女「いや~、良い天気ですね」
次女「今日、雨やないか」
 と言って次女のツッコんだ裏拳が、モロにみぞおちに入り、三女がうずくまってしまった。続行不可能で、結局そのまま終わり。漫才よりも面白い、とひどいことを思ったが、いいかげん姪の相手にも疲れると、一人で外をぶらつきたくなってくる。で、ぶらついた。

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2012.8.25

第二十五回 紀州の夏 三姉妹編  

やっぱり人間、遊ばなきゃいけないな、と思ったのは、東京でクソ真面目な生活を送っている氏村が、帰省して久々に遊んだからである。具体的に何をしたかというと、海水浴とか、お盆祭りとか、夜店とか、ボウリングとか、スマートボールとか、動物園とか……って、まるっきり子どもの遊びだ。

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2012.8.8

第二十四回 4つのホント   

 「4つのホント」という遊びがある。
 内容は問わないが、口にした5つの言葉の中にひとつだけ嘘がまじっていて、そのひとつの嘘を言い当てるという簡単なゲームである。ここで筆者もやってみよう。
 夏だから海のネタにする。筆者の故郷は和歌山県である。下記の内容はいずれも紀州の海での、筆者自身の体験であると思っていただきたい。5つのうち、どれが嘘かおわかりだろうか。

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2012.8.8

第二十三回 聖域にして魔界   

 4年に一度、国の代表として大舞台に立つ緊張と重圧は、経験した者でないとわからないだろうが、それにしても柔道の結果は残念だった。なにがって、ロンドンオリンピックである。
 オリンピックといえば、どの大会だったかは覚えていないが、大山総裁の生前のエピソードでこんな話を聞いたことがある。出場前の実績からみて世界一、つまり金メダルは確実という前評判の高い代表選手がいたのだが、その選手の練習風景をテレビで見て、大山総裁は「○○は絶対に金メダルを取れない」と言い切ったそうなのだ。   

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2012.8.3

第二十二回 つくば2012年、夏合宿   

まずはオキテ破りの報告から。
 オキテといっても氏村が執筆の目安として勝手に決めていることですが、このブログは毎回、40字×40行の書式で1ページ分、きっかり最後の一行まで書いて、管理して下さっている方に提出しています。でも今回は合宿のレポートということで、通常の倍、すなわち2回分になるということです。

 さて、国分寺ブログでご存知のように、今年の夏合宿は、7月21日と22日にかけて、つくば山中で行われた。
 幸い両日とも涼しく、暑気バテせずにすんだが、それでも空手の動きをすれば大量に汗をかく。初日の稽古では、基本・移動・型・スパーリングと、稽古内容は通常と変わらないが、なにが違うかって、その量である。すべてにみっちりと時間を取って進められた。 

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2012.7.27

第二十一回 宇宙にとって人類とは?(小松左京一周忌)   

去年の7月26日に、SF作家の巨匠、小松左京が亡くなった。享年80歳。星新一と並んで日本のSFを切り開き、宇宙にとって「知」とは何か、人類とは何かを問い続けた人で、筆者はその壮大なスケールの作品を愛し、手に入るものは全部読んだ。
 

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2012.7.19

第二十回 受験生の夏、「停滞は後退」ナリ 

梅雨が明けて、季節は完全に夏。日差しが強く、暑く、街の風景もすっかり明るくなる。
 筆者はいまだに夏が来ると嬉しい。子どものころのように40日も遊べる休みがあるわけじゃないのに、どうしてだろう。それどころか、暑くて多忙だと大変なだけなのに。
 この季節の到来を強烈に喜んでいた子ども時代の高揚感が、心の奥底に残っているのだろうか。  

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2012.7.12

第十九回 バットマンとスパイダーマン 

なんてこった、『アメージング・スパイダーマン』がもう公開されているではないか。しかもバットマンの新作『ダークナイト・ライジング』も今月末に公開らしい。ちっとも知らなかった。今年の夏休み映画は、アメコミの代表ともいえる二つのヒーローが競い合うのだ。

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第十八回 金がない 

「都~会では~」
 と、井上陽水がギターをつま弾きながら口ずさめば、それは『傘がない』だが、氏村が電卓を叩きながら、今月中に必要な出費を弾き出して口にする一言は……「金がない」。

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2012.6.21

第十七回 これまで選ばなかったことをやる 

新書が流行っている。小説や雑誌が売れない時代と言われても、新書やビジネス書の勢いは止まらない。
 氏村はしかし、その手の書籍を、長い間ほとんど手に取ることがなかった。

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2012.6.21

第十六回 台風一過 

服装が若い、と言われる筆者だが、べつに無理して若作りしているわけじゃない。単純に、Tシャツも柄シャツもジーンズもカーゴパンツも、ずっと同じものを着ているだけのこと。なんらかの強制力が働かないかぎり、なかなか買い替えないのである。

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2012.6.14

第十五回 一本の糸を切らさないために

 道場生たちはみんな忙しい。
 社会人なら仕事をしながら道場に通っている。中学生や高校生なら、定期テストの前は試験勉強に時間を取りたくなるだろう。「受験生」と呼ばれる一年間ともなれば尚さらだ。

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2012.6.7

第十四回 国分寺道場の特徴って

聞くところによると、国分寺道場のHPのアクセス数は相当なもので、筆者の予想をはるかに上回っていた。というか、ケタが違った。城西国分寺支部の道場生でない方々や、極真会館の会員でない方々もご覧になっているとしか思えない数字であった。

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2012.5.31

第十三回 新緑の季節に

訃報はいつも突然だ。火曜日の朝に、母方の祖母が亡くなったという連絡が入り、翌日の水曜日、お通夜に間に合うよう地元へと向かった。

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2012.5.23

第十二回 その男、天才につき

南方熊楠(みなかた くまぐす)なる博物学の巨人(あるいは奇人)について書きたい。
 水木しげるをはじめ何作品もの漫画で取りあげられているから、ご存知の方もいらっしゃると思う。とにかく常識外れで、キャラクターが立っていて、きっと漫画にしやすいのだろう。

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2012.5.17

第十一回 試合の時に出るもの

筆者の高校時代の友人Aが、地元の関西から上京してきた。
 元々タイミングの悪い男で、今回の上京の日取りも気が利かないことこの上なかったが、十代後半の時期に3年間を共に過ごした相手というのは、気心が知れているから、会うのが久しぶりであっても急速に打ち解けられるものだ。

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2012.5.10

第十回 さらば愛しのアイテム

前回のランニングシューズに続いて、高級品の話。
 筆者は十代の頃、3万5千円もするスウェットの上下を親に買ってもらったことがある。普段から贅沢が許される家庭ではなかったが、そのとき着ていた普段着があまりにみすぼらしかったから、親も見かねたのだ。

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2012.5.3

第九回 「氏村、ランニングシューズを買う」の巻

ドラえもんに出してもらった道具のようだ。

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2012.4.27

第八回 四国路は屍をこえて

 記憶の鮮度というものは、どうやら情報の量に反比例するらしい(引き続き、お遍路の話です)。

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2012.4.20

第七回 花遍路

 10年前の今日この日、そして今ごろの時刻、あなたは何をしていましたか?
 そう訊かれて、すぐに答えられる人は滅多にいないだろう。

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2012.4.12

第六回 この世に「絶対」はない。とくに4月。

 かの有名なタイタニック号が氷山と衝突し、北極海に沈んだのが、今からちょうど100年前(1912年)の4月14日、深夜のことだった。

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2012.4.5

第五回 高校野球とプロ野球

 ビジネスの場では「思想・宗教・野球」の話題がタブーとされているらしいが、この場では、それに「国分寺道場」および「師範」という項目も加えるべきかと思う。

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2012.3.30

第四回 国分寺〈青空〉道場の秘密

 第一回で「ここはいい道場」だと書いたが、それでは一体どういいというのか。ちっとも具体的じゃないので説明が必要かもしれない。

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2012.3.23

第三回 「氏村、少年部にKO予告宣言される」の巻

 少年部が盛況である。空手は今や小学生の習い事の中で決して珍しいものではなく、むしろメジャー化しているような感さえある。

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2012.3.17

第二回 稽古に遅れた理由ナンバーワン

 稽古に出られない事情は人それぞれだが、学生なら試験勉強、社会人なら仕事の都合、体調不良(二日酔いも含む)などが主なところか。

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2012.3.9

押忍!


 突然ですが、このたび国分寺道場のHPをお借りし、「師範・指導員の独り言」コーナーに併設される形で独り言をつぶやくことになりました。氏村といいます。

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